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Cinema Review

ザ・メニュー | The Menu (2022)



3.5/5.0

かなり独特な舞台設定と脚本で、観る人によって賛否の評価が分かれそうだけれど、個人的には次の展開がどうなるのか惹きつけられて、終劇までとても面白く観ることができた。


人間にとっての創作とは何か、それと向き合う人々とは何者なのかといった哲学的な問いも含んでいそうで、それを問う人々もろともコケにしているようにも解釈できる脚本がなかなかロックで痛快だった。


レイフ・ファインズは貴族のヒーローから悪役、またストイックな狂人のような役までしっかり演じ分けられて、今さらながら超一流の俳優だなと感じた。

アニャ・テイラー=ジョイの存在感もまた素晴らしく、唯一無二といっていい瞳に宿る強い意志に毎回驚かされる。


それにしても、これだけ沢山の映画やドラマが毎日のように増えていく時代で、こんな独特な物語を形にすることが可能なのかと思ってしまった。

挑戦的でかっこいいな。

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Auther:

Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

Creative Director

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

映画やドラマを観ている時間が幸せ

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