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Cinema Review

スター・トレック イントゥ・ダークネス | Star Trek Into Darkness (2013)

  • 執筆者の写真: Shoji Taniguchi
    Shoji Taniguchi
  • 2月16日
  • 読了時間: 2分


3.9/5.0

衝撃的なリブートながら大成功した新生「スター・トレック」映画シリーズの2作目で、前作から引き続きJ・J・エイブラムスが監督を、アレックス・カーツマンとロベルト・オーチーが脚本を担っている。


「スター・トレック」と「スター・ウォーズ」は2大SFシリーズとして比較されることが多く、スター・トレックは「(宇宙) 戦争」よりも「(宇宙) 探索」に重きを置いていることもあり、スター・ウォーズと比較するとお行儀が良い反面迫力にも欠けるという評価が避けられなかったが、リブート版においてJ・Jが描く新しいスタートレックの世界の演出はケレン味たっぷりで、アクションも画づくりもダイナミック。


主要な登場人物達の紹介が1作目で済んでいることもあって、2作目となる今作では人物達の人間性をよりしっかり描くことに時間を割けており、主人公であるカークとその相棒的存在であり友人でもあるスポックの関係性が物語の軸になっている。

リブート前の旧シリーズにおける2人の関係性や、そこで (違う時間軸で) の歴史を知っているファンであれば涙なしには観られないシーンがあり、やはり脚本の巧みさが光る。

今作における悪役はベネディクト・カンバーバッチが演じているが、その正体が明かされるシーンもまた、旧シリーズからのファンである自分にとっては、思わず唸ってしまうほどの感心と驚きがあった。


リブート版1作目の衝撃ともいえる面白さと比較すれば総合的な評価は僅かに落ちるものの、有名シリーズの看板を背負った作品としても、単発の娯楽作品としても、十分に面白いSF映画だと感じる。

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Shoji Taniguchi | 谷口 昇司

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美術大学にて映像を中心に学び

現在はマーケティング業界で働き中

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Kazari
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