11月10日
哀れなるものたち | Poor Things (2023)
3.7/5.0 「女王陛下のお気に入り」や「聖なる鹿殺し」等を手掛けたギリシャ出身の鬼才監督、ヨルゴス・ランティモスによる超現実的なドラマ映画で、英国の作家アラスター・グレイによる小説の一部を原作としている。 ウィレム・デフォーが演じる異形の外科医の保護下にあって、出生に大...
10月23日
イエスタデイ | Yesterday (2019)
4.5/5.0 あるアクシデントをきっかけに、世界で最も有名なロックバンドといえるビートルズが存在しない別の現実世界へ迷い込んでしまったしがないミュージシャンを主人公にした、ファンタジー映画。 「トレインスポッティング」や「スラムドッグ$ミリオネア」を手掛けたダニー・ボイル...
8月24日
ハッピー・デス・デイ 2U | Happy Death Day 2U (2019)
3.4/5.0 ブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラム製作によるホラーコメディの続篇で、主な舞台や登場人物達は変わらずだが、ジャンルはホラーというよりもSFコメディに変化している。 1作目で監督を担ったクリストファー・B・ランドンが、2作目の今作では脚本と監督を...
8月21日
ハッピー・デス・デイ | Happy Death Day (2017)
3.6/5.0 話題作を次々と世に送り出す製作会社の常連となったブラムハウス・プロダクションズによるホラーコメディで、「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの脚本や製作を担ってきたクリストファー・B・ランドンが、今作の監督を手掛けている。...
8月16日
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY | Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn (2020)
3.1/5.0 主演とプロデューサーを兼任するマーゴット・ロビーをはじめ、主要キャラクター・監督・脚本家といった作品の中心的な部分が女性達で構成されている、DC映画シリーズに属する映画の中でもやや異色の作品。 同映画シリーズはリブートされることが決定済で、リブート前に公開さ...
7月25日
デッドプール & ウルヴァリン | Deadpool & Wolverine (2024)
4.3/5.0 製作が発表されて以来、公開日を楽しみに待ちわびていたので、公開初日に観賞した。 端的にこの作品を総括するならば、これまで20世紀FOXが製作・配給してきたMARVELヒーロー映画作品群への、ブラックジョークと血反吐と敬意にあふれた鎮魂歌あるいは救済であり、過...
7月19日
ザ・ボーイズ シーズン4 | The Boys Season 4 (2024)
4.4/5.0 MARVELやDCといったコミック原作のスーパーヒーロー映画のキャラクター達を下敷きにしながら、もしそれらの思想が邪悪に染まっていたら… という物語を、極限レベルの暴力と下品で彩りながら描くドラマシリーズ。...
7月8日
ゴーストバスターズ / フローズン・サマー | Ghostbusters: Frozen Empire (2024)
2.5/5.0 アイヴァン・ライトマンが手掛けた80年代の有名映画シリーズを、その息子であるジェイソン・ライトマンが直接的続篇として復活させた新シリーズの2作目で、前作にて脚本・監督を担ったジェイソンは、今作では脚本でのみクレジットされている。...
6月25日
首 | Kubi (2023)
3.5/5.0 羽柴秀吉・織田信長・徳川家康といった日本の歴史に大きく名を残す人物達を中心とした時代劇映画で、監督の北野武がかつて手掛けた「座頭市」がとても面白かったので、期待して観賞した。 「本能寺の変」という大きな事変をモチーフに、大名・武将・茶人・忍者から農民までが群...
6月10日
ザ・フラッシュ | The Flash (2023)
4.0/5.0 DC映画シリーズのひとつで、同シリーズのヒーローのひとり、超高速で移動できるフラッシュを主人公とする作品。 不幸な事件に巻き込まれた両親を救い出すため、超高速の先にある光速を越えることで時間を自由に行き来する能力を得たフラッシュが、過去へ戻って奮闘する。...
6月1日
探偵はBARにいる3 (2017)
2.1/5.0 自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、1作目・2作目ともになかなか面白かったので3作目のこちらも観賞した。 探偵ものというジャンルは変わらずだけれど、1・2作目を手掛けた橋本一監督から吉田照幸監督に代わったことが大きく影響しているのか、これまでにあ...
5月30日
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 (2013)
3.9/5.0 自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、1作目がなかなか心に残ったのでこちらの2作目も観賞した。 ジャンルは前作に続いての探偵もので、主人公のモノローグが要所で挟まれる形のハードボイルドなトーンで演出されている。...
5月30日
探偵はBARにいる (2011)
3.6/5.0 自分が北海道出身で札幌にも住んでいたことがあり、ススキノを舞台にしたこの映画に興味が湧いたので観賞した。 ジャンルとしてはタイトル通り探偵もので、旧き良きハードボイルドな演出を踏襲しながら、コメディタッチの軽妙さも要所にあり、全体的にとても懐かしい感触がある...
5月19日
映画コラム: One is glad to be of service
「アンドリューNDR114」というSF映画が大好きだ。 原題は「Bicentennial Man (二百歳の男)」で、 原作小説はSFの巨人、アイザック・アシモフ。 (これ以降に映画と小説のネタバレがあるのでご注意ください) 人間に奉仕するために生まれた (製造された)...
5月19日
コカイン・ベア | Cocaine Bear (2023)
2.7/5.0 ある理由によりコカインを大量に摂取しハイになってしまった熊が人々を襲う… という、単純明快なパニックホラー。 「事実に基づく物語」という提示があり、実際に1985年の米国で熊がコカインを摂取した事件があったらしいが、その熊は人を襲わず薬物の過剰摂取で死亡した...